糸が織りなす刺繍の世界へ
ARRO(アロー)
コーディネートの主役
刺繍の歴史はとても古い。中国の刺繍は3000年近い歴史を持ち、細かい刺繍を施した布など、刺繍が盛んだった。その他にもフランス、ウズベキスタン、カザフスタンなどアジアやヨーロッパで盛んだったとして知られている。
日本刺繍は京都で作られる日本刺繍を京繍、江戸で作られる日本刺繍を江戸刺繍、金沢で作られる日本刺繍を加賀刺繍と言い、その中でも京繍は日本伝統工芸として認定されている。
日本ではその昔、縫い目に呪力が宿るとされておりそのため、大人の着物に比べ、縫い目の少ない子供の着物には悪いモノが寄り付きやすいと考えられ、子供を守るために着物の背中に「背守り」と呼ばれる刺繍を施す風習もあったようだ。(wikipedeiaより参照)
ARROもお守りのように身に付けるものとして、意味を込めており、
刺繍は国内の工場に依頼し、出来上がったパーツを一つ一つ手作業で組み立て、立体感のあるフォルムに作り上げていくというとても細かく繊細な工程で作られている。金属では出せない優しいフォルムはアクセサリーというより、体につけるコスチュームといった感じが合うような気がする。
布と糸で紡いで作られたアクセサリーは、しっかりと印象付ける。
架空の国にいる、植物、生き物は身に付ける人によって『その意味のないもが、意味のある様な気がする。勝手に意味を与えているイメージ。』それがARRO
のブランドの由来である。華やかな色彩は心を弾ませてくれる、アクセサリーを決めてから洋服を選びたくなる、そんな主役的なアクセサリーです。
デイリーなお洋服に、ドレッシーなお洋服に、ウェディングドレスに、着物に、Tシャツとジーンズにどのシーンにも合わせることができる、全てはあなた次第の方向へ。
渡辺奈菜 / ARRO デザイナー
新潟県出身、辻堂在住
専門学校卒業後、ISSEY MIYAKEのコレクションラインやドメスティックのアパレルブランドにて、テキスタイルや洋服、アクセサリーのデザインを担当したのち独立。
フリーランスのデザイナーとして企業のユニフォームデザイン、プロダクトのアートディレクションなどを手がける。
2017年にアクセサリーのプロジェクト”ARRO”を立ち上げる。
桑沢デザイン研究所非常勤講師。