発酵食品で免疫力を高めるヘルシーなギリシャ料理
レシピ監修 / 河津展正(かわづのぶまさ)
発酵食品の文化と歴史
どこの国にも発酵食品の文化は存在し、何千年も前から親しまれてきた。
世界最古の発酵食品は8,000年前にコーカサス地方からのワインと言ういわれがある。
日本も発酵先進大国と言われるほどの発酵食品が昔から受け継がれてきた。
日本で最も古い発酵食品は縄文時代の魚醤やお酒が遺跡から発見されている。
発酵食品が豊かな国としてアジアやヨーロッパが中心であり、それを生み出しているのは気候が発酵について大きく影響している。
一方、オーストラリアやアフリカには発酵食品はほとんどないそうだ。
湿気が高いと発酵が進み、カビがつきやすくなる。アジアにはその発酵する気候が十分にあるのだ。
発酵はひとつ間違えれば腐ってしまうもの、その発酵が『美味しい』食品を生み出す。
そして昔から体に良い食品として親しまれてきたのです。
発酵食品の中でも免疫力を高める食べ物として代表的なものはヨーグルト、味噌、納豆、チーズ、漬物。
発酵食品は動物や植物による食材に、人為的に微生物をかわえて分解させることで作り出された食品の事である。
世界中で愛されている発酵食品『ヨーグルト』には乳酸菌やビフィズス菌などが豊富に含まれ、腸内の善玉菌を増やす働きがある。
善玉菌が増えると腸内環境が良くなり、免疫細胞が活発に働くようになるそうだ。
整腸作用、美肌効果、免疫力強化、花粉症予防、インフルエンザ予防、アトピー緩和、コレステロールの低下、潰瘍性大腸炎の改善などヨーグルトには様々な効能がある。
ヨーグルトの発症は約7,000年前にヨーロッパ東南に位置するブルガリアから存在したと言われている。
ギリシャ、トルコ、レバノンなど中東中海地方ではヨーグルトを使った料理も多い。
日本ではあまり馴染みのないギリシャ料理にはオリーブオイルをたっぷり使った料理が多く、
オリーブオイルにもオレオカンタールと言う風邪薬の中にも入っている抗炎症剤と言われる、イブプロフェンに似た作用がある成分が含まれており、オリーブオイルでうがいをしたり、風邪菌やインフルエンザにも効果的で地中海地域では風邪を引くとオリーブオイルを飲む習慣があるそうだ。
ギリシャのエーゲ海に浮かぶイカリア島では長寿の土地として有名であるが、その秘訣はヨーグルト、オリーブオイル、ワイン、ハーブティーなどを沢山体に摂り入れることが長寿の秘訣ではないかと多くの研究で解明されてきた。
免疫力を高める食べ物ヨーグルトを使ったギリシャ料理『ザジキ』レシピをご紹介致します。
ローズは優美な香りでリラックスさせ、女性ホルモンを整える作用があるだけでなく、
腸の働きを整え、菌の増殖や炎症を抑える効能があります。
ザジキは中東料理の前菜料理として親しまれ、ヨーグルトの酸味としっとりとした口どけ、ハーブのさっぱりとした味わいが
お口の中をスッキリさせてくれます。材料はアレンジできるので、その日の気分やお好みで楽しめます。
お肉料理、魚料理、パンなどにも合い、ワインなどのお酒にも良く合います。
ヘルシーで美味しく、調理も簡単!一品持ち寄りのホームパーティーやキャンプにもオススメの一品。
ザジキで免疫力を高めて健康な体作りを心がけましょう。
今回レシピの監修と提供して下さった河津展正さん、ありがとうございました!
河津展正/think green produce ガーデンハウス鎌倉 シェフ
東京出身/神奈川県大磯町在住
湘南を皮切りに東京、フランスのミシュラン星付きレストランにて修行。
自身でワインショップやレストランを経営後、現在think green produceのガーデンハウス鎌倉にてシェフ。
ロングボードをメインにファンボード、sup、スケートボードと海と横乗りスポーツを愛する2児の父43歳