一粒一粒にありがとう、時を超えた「アンティークビーズ」
SunKu(39)サンク
ありがとうの気持ちを込めて・・・
人・物事・自然と、自身に関わる全ての事象や事柄に対して感謝を忘れないよう、
ブランド名を「Thank You」=「ありがとう」39 と名付けたアクセサリーブランド「SunKu サンク」。
どんな時もこの感謝の気持ちや、ありがとうの言葉は忘れてはいけない。
SunKuの始まりは2011年、古着好きの高橋豊氏によってスタートした。
若い頃から古着好きの高橋氏は、高校卒業後にフリークスストアーにてバイヤー業に携わり、世界中の物に目を光らせてきた。
高橋氏のデザインは古き良き物からインスパイアーされていることがよくわかる。
アメリカの多種多様な文化が生まれた時代、50’s・60’s・70’sのネイティブアメリカンやヒッピー・ウッドストック・ミュージシャン等の文化や人物からインスピレーションをもらい、ネイティブアメリカンの作るハンドメイドや独自のアイディア、ヒッピーやミュージシャンの自由な発想に、現代のエッセンスをプラスしたデザインはユニセックス で身につけることのできるアクセサリーブランド。
SunKuのアクセサリーにはビーズのパーツを使われることが多く、
このビーズはトレードビーズと呼ばれ、古くは貿易の通貨として使われ、世界中を旅してきた100年以上前のアンティークビーズ。
17~20世紀頃にヴェネテアやオランダなどのヨーロッパから世界に(特に西アフリカ)輸出されたビーズ。ヨーロッパではビーズと物々交換で、王金・宝石や奴隷などとの交易を行っていた。こうして遥か昔の通貨だったビーズは今アクセサリーパーツに様変わりし、次世代でも親しまれているとっても素敵なストーリー。
ビーズの他に金属パーツも昔から使われているシルバーや真鍮を使用するなど、古いものを大切にしながら現代の物づくりに落とし込んでいる。
世界中の通貨だったビーズに新たな光を
元バイヤーのセンスが光るおしゃれなアトリエは、高橋氏のアイディアが沢山詰まっている。
アメリカに行っては購入していたと言う、インディアンジュエリーの本がずらっと並び、ここでアイディアが生まれファーストサンプルの制作を行っている。
SunKuのジュエリーはビーズをメインにし、アメリカのヒッピースパイスを取り込んだデザインが多い。
主張の強すぎないデザインは幅広い層やユニセックスで身につけることができる。
パーツはアメリカのロサンゼルスで買い付けしてきたものを日本で職人の手仕事で一点一点丁寧に作り上げている。
そんな歴史あるSunKuのビーズ歴史についてご紹介します。
[White Heart Beads]
赤いアンティークビーズはガラス製で“ホワイトハーツ”と呼ばれ、約1800年代にヴェネチアで生まれました。
約1800年代〜1900年代に多くが作られ、中心に白色の芯が入る2層構造から「白い心臓」=「ホワイトハーツ」と呼ばれるようになったと言われています。古くはトレードビーズと呼ばれ貨幣の代わりとして貿易に使用された事から世界に広がったビーズです。
その貿易の中で、ネイティブアメリカン(インディアン)の手に渡り、インディアンジュエリーに使用されて有名になりました。
ホワイトハートの赤色は、ガラスに微量の金を混ぜる事により綺麗な赤の発色を出しています。
現在でもホワイトハートは生産されていますが、SunKuではホワイトハートを厳選して使用しています。
[Christmas Beads]
約1800年代〜1950年代のアフリカンアンティークビーズ。
ヴェネチア産、ボヘミア産、オランダ産のミックスビーズ。当時からミックス状態で使われていました。
ホワイトハートと同じくトレードビーズと呼ばれ、貨幣の変わりとして貿易に使用されて事から世界中に広まり、多くがアフリカに渡りました。西アフリカでは結婚式で花嫁の装飾やクリスマスの装飾としても使用される事から、クリスマスビーズと呼ばれる非常に縁起の良いビーズです。
[Antique Beads]
ホワイトハート以外のアンティークビーズも1800年代〜1900年代製の希少で珍しく綺麗な色のビースです。
[Indigo Dye Beads]
SunKuのインディゴビーズはハンドメイドにより製作したココナッツビーズを使用し日本の職人により、
天然の藍を使用し日本古来より伝わる伝統的な染色方法(灰汁醗酵建て)にて全てのビーズを手作業で染めております。
灰汁醗酵建てとは藍の葉から作られた“すくも”と言う染色を使い、その染料を醗酵させながら藍液を作り出して染めつけると言う、昔ながらの技法。一度に大量に染められる合成藍によるインディゴ染めとは異なり、ひとつひとつが藍液の様子と呼応しながらの手作業です。
また、自然の作用に頼りながら行われる為、同じ様に染めても、どれ一つとして同じものに仕上がる事はありません。
通常の布製品等の藍染めは、使用していく過程で藍の色がだんだんと薄くなっていきますが、ココナッツビーズを使用した藍染めは、
使用する過程で摩擦や汗等がしみ込む事で、逆にビーズの藍色に光沢や深みが増し、布製品等の藍染めとは違った藍の表現の変化を味わえます。
SunKuが目指すモノ創りとは、
「誰に何と言われようと、譲れないモノ。どんなに古くなっても、手放さないモノ。長年に渡って使い続けられるモノ。」をコンセプトにし、
先人に敬意を払い感謝をしながら現代の職人が心を込めて創り、身につけてくれた全ての人にとってのマスターピースとなる、心のこもったアクセサリーを創っていると高橋氏は言う。
(上記SunKuより抜粋)
時を超えた魅力
SunKunの人気シリーズはギフトにも喜ばれるビーズやシルバーが施されたブレスレット、ブレスレットとネックレスの2way使用、サングラスホルダーなど。また、アメリカの老舗バンダナブランドHAVEHANKを使ったブレスレットやネックレスのシリーズ、レザーの巾着バックなども人気。
シンプルでいくつになっても合わせやすいアイテムは永遠。高橋氏のシンプルな洋服に合わせた着け方も、大人の着こなしでかっこいい。
SunKuの魅力である大切に扱われ長い時を重ねたビーズ、その美しさは時間の経過が持つ独特な輝きに魅了する者が多い。
いつの時代にどんな目的で作られたのか、想像することも楽しみの一つ。
古き良き者を大切にしてきた高橋氏の想いが込められている。
感謝の気持ちを込めて自分自身でつけるのも、大切な人へ贈るギフトにもオススメです。
現在、SUNto PARK TOKYOでもSunKuとのコラボ商品を製作中。
コンチョのついたヘアゴム兼ブレスレットはユニセックスで使用できるアイテム。
レザーで作った巾着は旅先でも活躍するコンパクトなサイズ。
近日当webサイトで販売予定ですので、お楽しみに!
SunKu
ディレクター/高橋豊
石川県生まれ 鵠沼在住
若き頃より古き良き者に触れ合い、古着が好きでファッションの道へ。
フリークスにてバイヤー業に携わり、アメリカを中心にバイヤー業に没頭する。
その後、アクセサリー会社にて技術を学び独立。
休日の過ごし方はバイクツーリングとサーフィン。
ライフスタイルがしっかりとデザインとリンクする。