シンプル&コンパクト そしてかっこいい!余暇をともにするアウトドア家具
YOKA(ヨカ)
大手人気アウトドアブランドを越えた
注目のアウトドアプロダクトブランド!
アウトドアブームが人気の中、一つのジャンルとして「ソロキャンプ」のワードをよく耳にする。
ソロキャンプは決して淋しいものでもなく、一人でキャンプする醍醐味として今人気を呼んでいる。
女性の一人キャンパーも年々増加中、そんなソロキャンパーからも注目を浴びているのが『YOKA』。
数多くある大手アウトドアブランドを飛び超えて、入手困難なアウトドアプロダクトブランドとして今話題となっている。
YOKAを立ち上げたのは元ゲームデザイナー・おもちゃデザイナーの肩書を持つ角田崇氏によって誕生した。
角田氏は京都市芸術大学にてグラフィックデザインを専攻、バンド活動する傍ら、ゲーム制作の会社でデザインの仕事に携わっていた。
この会社で学んだことが、今の角田氏に大きく影響しいていると言う。
いかに少ない要素で、物事を表現したり、伝えたりする事がゲームの中では重要だった。
ゲームを作っているうちにプログラムもできるようになり、企画、キャラクター作り、実際に遊べるプログラムを作れるデザイナーへと経験を積み、角田氏は「シンプルな中に買って嬉しい味わいとか、色気がないと面白くない」という事をモットーにプロダクトをしてきた。
その後、ゲームからおもちゃデザイナーの道へ。
おもちゃデザイナーとして初の開発は「紙パイプロイドおもちゃ」。
デザインタイドと言う展示会でヒットし、アメリカのM O M A美術館からの発注でヒット。
これを機に東京でおもちゃメーカーとして独立を果たし、国立美術館のスーベニヤショップが先駆けとして取り扱いが始まった。
そして角田氏が次に目を向けたのがアウトドア。
「休日を最高のものにする」をテーマに掲げ、2015年に『YOKA』はスタートした。
置くだけで絵になるスマートなキャンプ
YOKA設立当初アパレルブランドがアウトドアの垣根を壊し、セレクトショップでのアウトドアブランドの展開が始まっていた。
ファッションとライフスタイルが融合したコンセプトのお店が増え始めた。
スノーピークやノースフェイスはその旋風の火付け役となり、アウトドア業界にも新たな時代が訪れた。
実はアウトドア業界はここ10年ずっと上り調子だと言う。
2011年の震災以来、アウトドアギアを防災用具として備える人も増えている。大型台風など日本は全国的に災害が尽きない為
アウトドアギアが注目を浴びている。そして、今コロナ禍で旅行へ行けなくなりアウトドアへの需要が高まりブームは延命していると言う。
角田氏が目をつけたアウトドアはこの先もまだまだ進むと予想される。
まず角田氏が開発したアウトドギアは、パズル方式の木の椅子、テーブル、棚。
このアイディアはまさにゲームやおもちゃデザイナーだったからこその発想。
アウトドアギアの1番の難点は家での収納。
必要最低限のギアだけでもやはり収納のスペースをとってしまう。
都内で生活する人、一人暮らしのソロキャンパーには、スマートな収納も必須条件。
このパズル方式はバラして収納できるので家でも車でもスペースを取らない。
このギアがヒットし、次に開発したのがキャンプには欠かせないB B Qに重要な焚き火台。
コンセプトは「料理も焚火も楽しめる焚火台」!
ジュージュー音を立てて肉厚のお肉を焼いている時、必ずと言って良いほど皆お肉にシャッターを切る。
そこで閃いたのがかっこいい絵になる焚火台。
YOKAのロゴが切り抜かれた鉄板と焚き火台の中に、パチパチと音を立てる炎。
どこを切り取っても絵になる焚き火台は瞬く間に大ヒットとなった。
焚火台を囲んで暖を取るにも、焚き火台で料理をしてもYOKAとわかる独創的な焚火台はオシャレだけでなく、
収納性も抜群だ。
そして遂にキャンプには欠かせないテントの開発。
インナーのないシエルタータイプのワンポールテント。
こちらは予約販売でスタートし、予約が殺到したと言う人気アイテムになった。
YOKAの人気の鍵は、使い勝手の良さ、高い耐久性、上質なデザイン。
角田氏の提案するキャンプは、至ってスマートだ。
YOKAは「置いただけでかっこいい空間、絵になる物」にフォーカスしデザインしている。
家具は全て木製、そこにテントや鉄板を置いただけのシンプルなギアアイテム。
木製の家具については国産間伐材を使った「針葉樹合板」を使っており、環境にも配慮し素材にもこだわっている。
自然を愛するキャンパーには嬉しいポイントばかり。
多種多様キャンプ
キャンプには様々なカテゴリがある。
山に登る道中の過程のキャンプ「登山中キャンプ」
軍の基地や休憩する為のベースキャンプ「組織キャンプ」
個人や家族で楽しむ「レクリエーションキャンプ」「デイキャンプ」「ツーリングキャンプ」「オートキャンプ」「グランピング」など多種多様だ。
レクリエーションキャンプを楽しむ人の大半は余暇として過ごし、自分のお気に入りのギアを組み立て、設置し、大自然の中でゆっくりと食の時間を楽しみ、仲間と焚火を囲んで語り合い、自然と触れ合うこと。
これらを貫くキャンプの楽しさは「冒険感」であると角田氏は言う。
キャンプの不便さや手間暇かかる過程を楽しみつつ、一夜をテントと言う薄い布一枚で過ごした朝を感じる「生き延びた」と言う感覚。
それこそが大事な部分なのだと感じる。
そしてキャンプの楽しみと言えば『焚火』。
一番贅沢な時間はこの焚火時間。
燃え上がる炎を見ながらゆっくりとお酒を飲んだり、空を見上げて森に耳を澄ましたりすること、これ以上の贅沢はないと言ってもいい。
YOKA
デザイナー/CEO 角田崇
1975年生まれ、群馬県出身。京都市立芸術大学デザイン科卒業。
(株)コトに入社後、ゲームデザイナーを経て、大人の工作インテリア「パイプロイド」を考案。
企画・デザインから製造・販売までを手がけ、同製品で2007年グッドデザイン賞を受賞。
2009年に独立(株)トゥエルブトーンを設立。